ブランコと自信
娘はびびっている。
公園の滑り台などの遊具で遊ぶ時、他の子がいると控えるし、ブランコとか、ちょっといつもより高い滑り台の前ではびびって泣き出す。
家の中ではとんでもなくやんちゃで、妻や妻の家族からは間違いなく父親の血だと言われる。
だからこそ、娘が外でびびっている姿を見ると、
「しゃきっとせんかい!」
「公園の子たちくらい仕切ってこい!」
「チャレンジしろ!」
と心の声が出たり出なかったり。
全然僕に似てないじゃんかと少し悔しさすら。
どうしたもんかなとは思いつつ、娘にパワハラ的に無理強いはできないので、やれることとして、必ず一言「ブランコやってみる?」だけは公園に行く度に言い続けていた。
そして!
ついに、娘。
「パパやってみせて」と間接的にブランコに初絡み。
「膝に乗る?」と誘うと、黙ってこくり。
これはチャンス。完全にチャンス。
乗せてゆっくり動くと、なんだか楽しそう。
そしてそして、いよいよ自分で乗る、と。
めっちゃ笑顔!
雨がふってきて、他の親子が帰る中、もうやり切るまで帰れないモード。
ついには立ちこぎまで。
2人でアナ雪のアナがブランコをこぐシーンの歌を雨の中で大熱唱。
うまれーてーはーじめーてー♪
最高!!
子どもの達成が自分の達成のように嬉しい!!!
すんごい自信満々の顔で自宅で母親に自慢する娘を見ていて最高の気分!!
大きな達成も小さな達成も、達成は達成。まさにだなと思いました。
そして、その後の数日で、今まで乗れなかった遊具も次々にクリアしていく娘を見ていって、ほんのちょっとの自信でこんなにも次の成果を生んでいくし、本人にとっての世界が変わるんだなと感じた1週間でした。